支出全ては私のせいではありません

 家を出る前のことです。母はお金が貯まらないのはお前が使うからだと言っていました。ガス水道電気代を指してよく責められました。
 こちらが一般的な生活で掛かる使用時間や用途を越えていない、普通だと数字を提示しても余所は余所は、うちはうち、と取り合ってくれませんでした。
 実際に請求書の数字が大きかったのが不思議でなりませんでした。
 けれど母も家で仕事をしていますから、稼いでいる以上完全に責任転嫁して愚痴っているわけでは無いと強く反抗はしませんでした。
 そうして我慢しているうちに請求額も上がり、イライラも溜まり、流石にこれはおかしいと詳しく調べることにしたのです。
 判明したのは昼間の使用量の高さでした。
 母は家で仕事をしているわけですから、お客さんが来ます。家でお手洗いを使う、お茶をする、空調を付ける、そう言ったもてなしをすれば当然料金は上がります。
 私はその上がった分を自分のせいにされていたわけです。請求書をこっそり見て明らかに一人で贅沢したからと言って増える量ではなかったのに、あまりにも理不尽でした。
 稼ぐことばかりに目が行ってその経費に目がいかない人がいることを私はムカつきとともに学びました。お客さんも人間ですよ、あなたにお金を落としに来るだけの神様ではありませんよと詰りたかったものです。
 そしてまた、今になって経費をお小遣いのように求めてくる人に対して同じことを思ってイライラしています。それは会社のお金であって使ったら人件費、あなたのお給料にも影響がでるのですよ、と。ハピメで出会いたい。